りんごがあるので、またパウンドケーキを焼いてみました。
参考にしたのは中島デコさんのレシピ「パンとおやつ」にでているアップルスパイスパウンドケーキ。
この本に載っている分量はケーキ型2台分と、とても多いので半分の1台分にして、足りない素材は他のもので埋め合わせしてみました。
まず、オールスパイスはマサラティーに使うマサラで代用です。
マサラってカルダモン、シナモン、ベイリーフのミックスなので、香りとしては近いかな、と??
りんごジュースは、近所のスーパーに適当なものがないので今までは手作りしていましたが、今回はその分、豆乳の量を増やしてみました。菜種油はオリーブオイルに替えて、ついでに手元にあるカシューナッツまで入れてみました。本当はクルミの方が合うと思いましたが、いっぱいあるので。
そして卵1個を加えました。これはマクロビ的には入れなくていい(入れてはいけない)素材なので、今回初めて登場です。完全粉は、全粒粉のホットケーキミックスを使いました。
さて、これだけ材料を入れ替えてしまうと元のレシピとは相当味が変わってしまうんじゃあ・・・と思ったのですが、(前回オールスパイス以外はほぼレシピ通り作ってたのですが)これはこれで素材の味が調和してくれたのか、好みの味に出来上がりました。
デコさんの本をお持ちの方はトッピングが違うのに気付かれるでしょう。これはドライいちじくを半分にスライスして飾りにしたものです。デコさんはりんごをスライスしたものを飾りに使われていますよね。
オーブンの違いなどもあり(ウチは古い電機オーブンなので)出来上がりがデコさんのように美しくはありませんが、自分で手作りしたお菓子というのは出来不出来に関係なくおいしいものですよね~
マクロビも昔はこんなに使える素材が多くなかったし、いろいろ禁止事項が多くて「あれはダメ、これはダメ」だったので、よほどの重病にでもならない限り厳格な食事療法はできないな…と思ったものですが、ここ10年くらいで随分変わりましたね。
デコさんをはじめ、おいしそうなマクロビ料理を見ると、こんなにレパートリーが増えて凄いなぁ~と関心、感動するのです。病気治しのマクロビは素晴らしい食事療法だったと思うのですが、嗜好品として様々な素材を取り入れたマクロビなら、ベジタリアン料理として多くの人に馴染んでもらえるようになるのでは、と思っていました。
桜沢さん、確か「病気を治して健康になったら、やりたいことをやって楽しく生きるためにマクロビオティックはあるんだ」っていうようなことを言っていたような気がするのですが、違ったっけな?
デコさんのアップルスパイスパウンドケーキの詳しい作り方は「中島デコのマクロビオティック パンとおやつ」をご覧ください。
今回の私の作った分は福猫屋ブログに後ほど載せる予定です。