今年も、酒井さんのもち黍が入荷しました。
せっかくなので、私も黍を使ったお料理を少し作ってみました。
先ず、自家製餡子を使った「黍ぜんざい」
もち黍1合をボールでキレイに洗って、ステンレスの厚手鍋で炊きます。
もっちりしていて色も綺麗!
これを器に盛って、上に餡子をかけるだけ。
この餡子はマクロビ風に仕上げてあります。北海道小豆を煮て刻んだデーツで甘みを付けてあります。デーツを使った餡は砂糖で甘みを付けたものよりサッパリした美味しさで飽きません。
これは、いつかお料理本で見かけた、サツマイモを使ったおやつ。
茹でたサツマイモをマッシュし、もち黍も少し搗いて混ぜます。甘みには米飴を使いました。これも爽やかな甘みです。
そしてクルクル丸めてゴマをまぶしただけ。
確かお料理本ではきな粉をまぶしていたような・・・
きな粉が無かったのでゴマにしましたが、なかなか美味しかったです。
この他にも、残り野菜を刻んでもち黍と一緒に油揚げに入れて煮たり、水分を増やしてトロトロに煮てからチーズ風に使ったりと色々工夫次第で食事としても使えます。
一番簡単なのはご飯と一緒に炊くことですが。
もち黍は調理も簡単で美味しいので、是非あなたのオリジナル雑穀料理に加えてくださいね。
白米にはない栄養や食物繊維が豊富に含まれていますよ!
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さて、話は変わりますが、黍も農産品なので放射能汚染を心配される方もいらっしゃるかと思います。
なので、ちょっと私からご説明させて頂きますと、
このもち黍を作っている酒井さんの畑は長野の南部、伊那にあります。
長野県は北部のほんの一部のみ放射線の値が高いですが、これは北部です。
長野県は南北に長い県で、北部の群馬県に接している地域と南部の伊那との間には相当距離があります。
そして伊那は原発事故直後から空間線量が平常と変わらず、酒井さんのごく近所で収穫された農産品からの測定結果も全て不検出でした。とのことで伊那は行政の放射能検査自体が行われていないそうです。
このような状況から、福猫屋では伊那で収穫された黍は安全と判断し、例年通り入荷しました。