福猫屋ECO日記
福猫屋ECO日記をリニューアルしました。こちらは東京編になります。 2010年から自宅のミニ菜園で自家製堆肥を利用した野菜作りをしています。採れたての野菜を使った料理やベジタリアン料理など、日々の出来事を気ままに綴っています。

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一昨日のことですが、おうめ環境フェスタで、タイのジョン・ジャイダンさんのお話が聞けるとのことで、早速行ってまいりました。

ジョンさんは、土の家を自分で造ってしまうだけでなく、エコヴィレッジのオーナーでもあるとのことで、楽しみにしておりました。実はこの話、近所に住むタイ人の友人から、だいぶ前に聞かされており、彼を日本に招聘するために大変な苦労をしていたようなのです。

お話の内容は、家は自分で造れる。しかも身近な素材で簡単に!というものでした。紹介されたのは三種類の素材を使った方法で、先ずは、土を使ったレンガで作ったもの、二つ目はタイヤを使ったもの、三つ目は藁を使ったものでした。

素材は違いますが、基本となるのが土などの身近な素材で、特殊な技術も要らないので、少人数で短時間で出来てしまうというものです。お金もかかりません。その気になれば、近所の気の合った仲間同士で取り掛かれてしまうものです。

でも、そんなシンプルな方法で大丈夫?
と思いますよね。私も思いました。

でも、思った以上にしっかりしていて、強いのではないかと思います。上手く説明できませんが、ジョンさんは地域に合わせて様々な(近代的)な素材も組み合わせて補強し、立派な家を作っていますし、アメリカで造られた家にはそれなりの強度を持たせているように見えました。木を使った例は、まるで日本の木造建築+土壁といった感じで、日本の耐震基準を満たせば新しいタイプのセルフビルドとして可能なのでは、と思いました。

こうして出来た家の魅力は、お値段だけではありません。土を使っているということで、自然の空調というか、暑さ寒さに適応できるエアコン要らずの家になるというのです。寒さにも強いようで、コロラドの家には薪ストーブのような暖房器具が設置されていましたが、とても快適そうでした。

内装も思った以上に美しく仕上げてあり、土の家というと古代の家を想像してしまう私のような人間には驚きでした。タイにはジョンさんの方法で造られた家が沢山あるようで、検索していたらチェンマイのカフェを見つけました。素敵なカフェです。http://www.dindeecafe.com/

家は思った以上に簡単に出来るから、そんなことで大事な一生を終えては勿体無いという考えは最もなのだと思います。ということで、家の問題は簡単に?クリアできることとして、ジョンさんは現在あまり家は造ってはいないそうです。彼はエコヴィレッジのオーナーでもあり、今やりたいことは種を集めることなのだそうです。

ご存知のように現在種は種会社によって売られているので、私たちが作物を育てるときには種を買わなくてはなりません。昔は自分で種を取って保存していたのですよね。私も子供の頃、祖母が毎年種を取っているのを見ていました。種を買わなくてはならない農業というのは、品種の多様性がなくなる、地域の野菜がなくなってしまうということなんですよね。

農薬、化学肥料を必要とする現代農業は種の問題から始まるとも言われますよね。自分では種を取るところまで気持ちが回らないのですが、ジョンさんのお話を聞いて、私自身もちょっと畑作りを変えていこうかしら、と思いました。

都会に住んでいると自給自足で、家まで自分でつくってしまう生き方というのは遥か遠くにある理想の世界と思えますが、意外と身近にあるものかもしれないし、自分の考え方を変えることで手に入るものなのかもしれません。ジョンさんの考え方は世界の様々な問題を根本解決に導く方法なのかも、と思いました。

良いお話を聞きました。招聘してくれた友人に感謝です!!

土の家ビルダー、エコビレッジpunpunオーナージョン。ジャンダイさんのHP
http://www.punpunthailand.org/

 

 

mitsubachi.jpg

 

少し前になりますが、鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」を観てきました。

「祝の島」に続き「内部被爆の脅威」(肥田舜太郎 鎌仲ひとみ著)を読んだ後、この映画をどうしても観たくなり上映会を探したところ、ありました、近所の上映会。

有難いことです。


この映画の中で最も驚いたのはスウェーデンの電力事情でした。

電力の自由化をだいぶ前に行ったスウェーデンでは、人々が電力会社を自由に選べる。
だから、自然エネルギーによって作られた電力を買うことができるんですね。

なんと羨ましい!

人々が自然エネルギーを選べば選ぶほど脱原発、脱石油が進み、社会全体が持続可能なものへとシフトしていく・・・

そして、スウェーデンの人々の話は一々納得できることばかりで、
原発に依存しない社会なんて、皆が同じ方向を向けば充分可能なことだと納得できる。

でも同じことがなぜ日本で今まで出来なかったのか…

祝島の人々の反対運動には本当に素晴らしくて、とても長い年月継続していることの凄さを感じます。


このところ、身近な所まで放射能汚染が広がっています。
日々の食料もそうですが、家庭菜園で使ってきた腐葉土や堆肥まで。

これから先何年、何十年放射能汚染が続くのか分かりませんが、こんな恐ろしいもの、世の中にあってはならないのだと、本当に思います。

 

お近くの上映会がありましたら是非足を運んでみてください。

 

上映スケジュールはこちらで

 http://888earth.net/trailer.html

 

 

 

山口県上関町にある祝島という島をご存知でしょうか?

私、個人的には祝島といえば、「ひじき」と「びわ茶」が真っ先に思い浮かぶのですが、特産品はこの他にも「干しタコ」「寒干し大根」などがあるそうです。そういえば、ずーっと前に「寒干し大根」も食べたことがある気がする。

 

なぜこの島の農産品を東京に居ながらにして食べていたかというと、まだ私が若かりし頃、かなり硬派な共同購入グループに入っていて、そこで取り扱いがあったからなんですね。そしてもう一つ、この島を応援する理由は「反原発の島」だったからです。

 

若かりし頃の私は「反原発」という言葉に馴染みはなかったのですが、原子力≒原爆というイメージだったので、これは大変と受け止めたものです。いくら平和利用って言ったって、日本は原爆落とされた国ですからね、原子力に対する抵抗感は強いのです、と思っていました。実際には国中に原発があったんですけどね。

 

今、この島が話題になっています。

「祝の島」(ほうりのしま)という映画が出来て、あちこちで上映会をやっています。

DVDを3200円で販売しているので、ウチでは買おうかなと思っています。

 

hourinoshima.jpg 

 

この島の凄いところは、過疎化や高齢化を抱えつつ、それでも島民の9割が原発建設に反対し、反対運動を29年間もやってきたということだと思います。

福島の原発事故によって色々考えさせられることが多い昨今、この映画を見る意味は大きいと思います。

 

そして、この島が気になる理由がもう一つ。

猫が多いらしい!!

遊ぶところがない島とのことなので、猫と遊ぶつもりで出かけるには楽しい島かもしれない。

 

本もあります。

「瀬戸の島々 島の猫」

http://shimanoneko.com/

 

これはウチの猫ですが。 

 momo100en.jpg

 

 

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