狭い我が家の庭から、沢山の坊ちゃんカボチャが収穫できました。
我が家の庭は、自慢ではありませんが本当に狭く、カボチャなどという場所をとる野菜など、とても育てられる環境ではないのです。
しかし植えてしまった!
(ま、坊ちゃんカボチャだから…)
その訳は、山の畑で育てていたレギュラーサイズのカボチャが夏前だというのに全部枯れてしまい、今年は一個の収穫も見込めなかったからなのです。
ちょうどその頃、実家か市民農園のどちらかに植えようと思い、種から育てていた坊ちゃんカボチャの苗が家にあったのです。山の畑は買ってきた苗を植えたので早い時期から定植できたのですね。
山の畑は、その年の気候にもよるのですが、日照不足や加湿になりやすいのです。
たまたま良い条件が重なれば収穫までたどり着けるのですが、ちょっと悪天候が続くと何もできません。
という訳で、狭い庭のフェンス際に坊ちゃんカボチャの苗を三鉢植えることとなったのです。
いつもよりずっと遅い定植、しかも春の低温のせいか、なかなか成長しませんでした。小さなままの苗を見ては「このままで大丈夫なんだろうか?」と心配したものです。
しかし、梅雨が明けて気温が上がるとグングン成長し、ゴーヤに負けない勢いでツルを伸ばし始め、あっという間に花を付け実を付け、成長したのです。隣の空き地にまで伸びてしまい、引っ張り上げるのが大変なくらいでした。
ゴーヤもそうですが、つる性植物というのは、結構な長さのツルを伸ばしてからでないと実がつかないのですよね。本体がしっかりしないことには実は付きません。当たり前のことではありますが、狭い庭では思う存分伸ばしてあげることが難しく、さぞ窮屈な思いをさせたことでしょう。
でも、そんな悪条件にも負けず大きくなって実もいっぱい付けた坊ちゃんカボチャも、ようやく収穫となりました。9月の終わりです。例年はもっと早い収穫なのですが、今年はみんな遅いのです。
今日は大型の台風が接近しているということで、朝から夫が庭の片付けをしてくれたのですが、フェンスもカボチャの重みで大変そうだったので、壊れてしまわないようにと収穫し、ツルも片付けました。
毎年のことではありますが、我が家の庭は秋になるとジャングル状態で手もつけられません。
ゴーヤは二階のベランダまで覆い尽くし、地這いキュウリは洗濯物干しや窓を伝い、ミニトマトはトグロを巻いております。その畝の間はクウシンサイや秋茄子が植わっています。足の踏み場もありません…
我が家は、これから晩秋にかけて山の陰になって日照時間が減ってしまいます。
そろそろ夏野菜は片付けないとです。
狭いながら、今年も大活躍の庭でした。