今まで安心安全を売りにしてきた生協が、放射能検査をしないまま野菜の供給を続けていることは残念。
生産者との提携を守るのか、組合員の健康を守るのか。
どちらも捨てられないのはわかるけど、チェルノブイリ事故で輸入品とお茶の供給停止した生協とはとても思えない今回の対応。
我が家に届いたジャガイモは栃木県黒磯産。ニンジンは千葉県旭産。そして昨日届いたタマネギは宮城産。
本当はオホーツク産を注文したのに実際には違う産地の物が届く。結局、産地を選んで注文しても供給量の都合で千葉や栃木、茨城などの提携生産者の野菜に変更されてしまうのだ。
生協に連絡すると、オホーツク産は注文量が多すぎて供給仕切れなかったため、他の提携生産者の物に変更したとのこと。普段なら有難いことなのに、今はちょっ困るかな・・・。
本当なら有機農業生産者も応援したいし、特に被災地の農産品は優先して利用していきたい。でも、放射能は家族や自分の身を守るためにも避けなくてはならない。
放射能の検出された地域から届く野菜を見ては悩む日々・・・
本当なら食べてあげたい。
私も野菜を作っているから、生産者の方の気持ちはよく分かる(と思う)。
わが子のように育てた野菜が出荷停止になったり返品されたら心が痛い。
でも、黒磯では外で遊ぶ子供もいないと聞くし、千葉の旭あたりも心配。
生産者の方がせっかく作ってくれた野菜だからこそ、供給する側は生産者と利用者の両側に立って安全性のチェックを行って欲しい。たとえコストがかさんでも、少しずつでも。
最近スーパーでは福島産の野菜や果物が沢山並んでいる。
桃なんて、とっても安いから買っていく人も多い。
今放射能汚染が心配される地域、栃木、茨城、千葉、群馬などの野菜も増えていて、東京にいるとそれしか手に入らないこともある。これらの地域の野菜はどのくらいの放射能汚染か買う側には分からない。大人はまぁ仕方ないとしても子供は避けるべきだと思う。
元々東京は東北、北関東からの供給の多い地域。しかも西日本の野菜は不足気味。セシウムのたっぷり入った桃を買ったお婆ちゃんが孫に食べさせちゃう、なんてことは充分あると思う。
暫定基準値が500ベクレルって怖いと思う。
追記
こちらの生協は、この直後、野菜も含む全品放射能検査の方針に変わりました。
組合員からの要望が多かったようです。